格闘技もやりたいけどウエイトトレーニングもやりたい。
でも全部やってる時間はないので、最低限やっておくべきウエイトトレーニングのメニューを知りたい!
そんな方に向け「これだけはやっとけ!」と言いたいウエイトトレーニングの種目やメニューを紹介しています。
注意ポイント
まずウエイトトレーニングに励む前にやっておくべき目標設定から解説しているので、すぐにウエイトトレーニングメニューを読みたい方は以下よりジャンプしてください。
そもそも「格闘技を行う上でウエイトトレーニングって必要なの?」という方は以下の記事を読めば納得して頂けるかもしれません。
-
【格闘技と筋肉】筋トレ(ウエイト)は必須?強さに不可欠な要素とは
※この記事には広告・プロモーションが含まれており、アフィリエイトリンクを利用しております 「格闘技の強さに筋肉って関係あるの?ないの?」 という話題をよく耳にします。 筋骨隆々の選手が、さほどそうでも ...
【必読】ウエイトトレーニングに励む前に目的を見直そう
まず最初にやるべきこととして「どうなりたいのか?」目的をはっきりさせることが重要です。
- ビルダーのような肉体になりたい
- アスリートのような肉体になりたい
- 適度に筋肉をつけて脂肪を落としたい
たとえばボディビルダーとして著名な山本義徳さんと、格闘家の矢地祐介さん。
どちらも一般の人からすれば「すげーいい体!」と思われることでしょう。
でも実際には両者の体つきは全く異なりますよね。
- 山本義徳さん:大きくて分厚いヘラクレスのような肉体
- 矢地祐介さん:無駄がなく高い機能性を有する肉体
※あくまで個人的な印象ですよ。
つまり「どんな肉体を目指すのか?」というのをはっきりさせないことには、グダグダに終わる可能性が高いわけです。
漠然と「いい体になりたい!」「強くなりたい!」ではなく、目標となる人物を設定し、なるべく具体的なイメージを持っておきましょう。
漠然としているよりは具体的に目標を定めた方が、無駄が無くなって近道ですよね。
目標の例
- ビルダーの肉体を目指すなら…格闘技の練習よりもウエイトトレーニング中心にする
- 格闘技に生かせるような肉体を目指すなら…格闘技の練習をメインにし、ウエイトトレーニングはあくまで補助的に行う
- そこそこ体が引き締まってくれれば何でも良い!…格闘技とウエイトトレーニングを半々の割合で行う
もちろん筋力や筋量が、半年で劇的に向上するなんてことはありません。
しかし、脂肪がみるみる減ったおかげで引き締まった肉体になったと言えます。
「仕事をしながら格闘技に取り組みたい!そしていい感じに引き締まった体にもなりたい!」
本記事で紹介しているのは、そんな方に向けたトレーニングメニューとなっています。
ですからプロの格闘家を目指している方、あるいはビルダー並の体になりたい方のお役には立てないかもしれません。
これだけはやっとけ!【ウエイトトレーニングメニュー】
ここからは、「最低限これだけやっておけばOK!」というウエイトトレーニングのメニューを紹介しています。
何故なら、ビッグ3などは複数の筋肉を動員して行う筋トレ(多関節トレーニング)だからです。
より広範囲の部位を動員するため、効率が良く全身を鍛えられるのですね。
対して、アームカールのような部分的な筋トレ(単関節トレーニング)に時間を割くのは、目的によっては非効率的なかと感じます。
ベンチプレス
主に胸を鍛える種目ですが、肩や上腕三頭筋などにも刺激が加わります。
バーベルの握り方
親指を巻く握り方(サムアラウンドグリップ)で手首に負荷を掛けすぎぬよう、ややハの字になるように握ります。
手幅は、170cmくらいの平均的な身長の男性であれば「81cmライン」に小指がくるように握りましょう。
顔の位置は、自分のアゴがバーの真下にくるようにします。
スターティングポジション
肩甲骨を寄せ、肩に力が入って首周りが固まらないようにしましょう。
足を寄せてブリッジをつくります。
足の位置は、自分が一番力が入りやすいと思うポジションでOK。
そしてバーベルをラックから外したら、肩関節の真上にバーベルがくるようにしましょう。
ボトムポジション
下ろした時の位置は、前腕が床から垂直になる形です。
みぞおちの上、大胸筋の最下部になりますね。
ですから、バーの軌道は、ゆるい曲線を描くことになります。
デッドリフト
スターティングポジションは、足を腰幅程度に開き、つま先を少し外へ向けます。
手幅は足幅より外側へ。
そしてバーが足の中心に位置するように立ちましょう。
よほどの重量を扱わない限り、順手(ダブルオーバーハンドグリップ)でOK。
オルタネイトグリップだと扱える重量は上がりますが上級者向けです。
指に引っ掛けるようにして握り、握力には極力頼りません。
そしてバーを握った際は、バーの真上に肩甲骨がくるようにし、肩は膝より前に位置します。
バーが垂直に上下するように動くんですね。
バーベルが膝のラインを超えるまでは、股関節の角度はそのままに膝を伸ばしていきましょう。
膝を超えてからは股関節を延ばしていき、体がまっすぐに近づいていきます。
体が床から一直線になったところでフィニッシュ。
そこから更に体を反る必要はありません。
スクワット
バーベルスクワットにはハイパースクワットとローバースクワットがあります。
ハイパースクワットの方が自然な姿勢で取り組め、初心者向けではあるのですが、実際にはより多くの筋肉群を動員するローバースクワットがおすすめです。
種類 | 担ぐ場所 | 効かせやすい部位 | 姿勢 |
ハイバー | 僧帽筋の上 | 大腿四頭筋 | 床に真っ直ぐに近い |
ローバー | 肩(肩甲棘)の下 | 大腿四頭筋、大臀筋、内転筋群、ハムストリングス | より前傾する |
ローバースクワットのフォームに関しては、以下の記事に図解イラスト満載で詳細解説しています。
-
格闘技にはローバースクワット!やり方を図解入り解説【初心者向け】
※この記事には広告・プロモーションが含まれており、アフィリエイトリンクを利用しております バーベルスクワットにも様々な種類があり、バーベルを担ぐ位置によってもローバーポジション/ハイバーポジションと分 ...
有酸素運動も取り入れよう
有酸素運動も適度に入れましょう。
格闘技の練習自体も有酸素運動の要素をはらんでいますが、ロードワークも取り入れるとより効率的に脂肪を落とすことができますよ。
ジムワークだけでも最初は脂肪がみるみる落ちますが、徐々に慣れて変化が鈍くなります。
そこでロードワークを取り入れることによって新しい刺激があり、脂肪燃焼を促進できるというわけですね。
-
【ランニングって効果ある?】格闘技におけるロードワークの意味とは
※この記事には広告・プロモーションが含まれており、アフィリエイトリンクを利用しております 格闘技を行う上で、ランニングに対する疑問をよく聞きます。 ランニングでスタミナは上がるのか? ランニングでパン ...
パーソナルトレーニングを行うのもあり
費用に余裕があればパーソナルトレーニングに申し込むのも全然ありだと思いますよ。
何故なら、以下のハードルが一気に解消される可能性が高いからです。
- 正しいトレーニングフォームを覚える
- 食事管理を徹底する
特に食事管理が一番のハードルとなるのではないでしょうか。
ウエイトトレーニングだけ頑張っても、適当に食事をしていたのでは、なかなか効果があらわれません。
栄養の知識を身に着けつつ、同時に食欲という名の誘惑にも勝たなければいけない。
しかしパーソナルトレーニングなら専門知識をもったレッスンプロによって手取り足取り教えてくれます。
食事管理の度合いはサービスにもよりますが、例えば大手のライザップなどは、摂取した食料を逐一報告して都度アドバイスをもらえるような仕組みが整っているのです。
高額なので、簡単に利用できるものでもないのですが、資金に余裕があれば検討してみるのも良いかと思いますよ。
-
福岡のパーソナルトレーニングジム5選【割安でおすすめ】体験談あり
※この記事には広告・プロモーションが含まれており、アフィリエイトリンクを利用しております パーソナルトレーニングは通常のスポーツジムとは異なり、専門のトレーナーにきっちり指導してもらえるのがメリットで ...
ウエイトトレーニングメニューまとめ
- まずはウエイトトレーニングの目的を確認しよう
- 格闘技とウエイトトレーニングを両立させたいならまずはビッグ3を覚えよう
- 独学で難しいと思ったらパーソナルトレーニングも検討しよう
今回はウエイトトレーニングがテーマでしたが、他にも自重トレーニングについてや格闘技のテクニックに関することなども記事を書いています。
強くなりたい方は是非、そちらもチェックしてみてくださいね。
-
格闘技に活かせる!自宅で可能な筋力トレーニング4選|イラスト解説
※この記事には広告・プロモーションが含まれており、アフィリエイトリンクを利用しております 現在はコロナの影響もあり、格闘技の道場やジムが営業停止していることも多いですよね。 練習ができなくてうずうずさ ...