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空道(くうどう)は武道のひとつ。
一言で言えば、着衣でおこなう総合格闘技です。
また、安全性を考慮して着用する専用マスクなども特徴的ですね。
そんな空道では普段どのような練習をおこなうのか?
「空道には興味あるけど具体的な練習内容を知りたい。」
そんな方もいるでしょう。

大道塾・総本部の練習をベースに基本的な内容を紹介しています。
この記事を読めば、入門前の漠然とした不安もなくなるはず。
空道の主な練習内容
練習内容は、厳密には支部や道場によって異なります。
しかし、基本は空道の総本山である「大道塾・総本部」にあるんです。
ですから総本部の練習内容をベースに紹介しますね。
基本的には打撃・投げ・寝技の日に分かれています。
打撃中心の練習例
- 準備運動
- 空道の基本稽古
- シャドー
- サンドバッグ
- ミット
- 約束組手
- スパーリング
- 立ち組(打撃あり乱取り)
- 補強
準備運動や空道の基本稽古には決まったやり方があります。
練習の最初には必ずそれをおこなうんですね。
その後はシャドー・サンドバッグ・ミットを3分×2~3回ほど。
約束組手では基本的なディフェンスや受返し、カウンターなどを対人で反復するのです。
スパーリングは主に2種類がありますね。
- 空道専用マスクを着用して実際に当てるスパーリング
- 素面で寸止めで行うスパーリング
空道スパーリングの種類
当てる方のスパーリングでも、基本的には軽めにおこないますよ。



でも時にはバチバチ殴り合ったりするの?



あくまで軽くが基本だね。



でもムキになってかかってくる人もいるでしょ?



いるよ。でもそういう時は必ず指導員が注意したり止めたりするから。
選手同士は試合前、強めにスパーリングをおこなう場合があります。
しかしそれを一般の道場生に強いることはありません。
「ミットやサンドバッグはハードに、スパーリングはソフトに」が基本中の基本なんです。
また、打撃だけの時もあれば、投げや寝技を含めた総合的な空道スパーリングの時もありますよ。
こちらは参考までに、大道塾・多賀城支部のスパーリングの様子。
途中、パンチを強く打とうとして支部長から「軽く軽く」と制されているシーンがありますね。
立ち組スパーリングとは



立ち組スパーというのは?



組んだ状態からの打撃あり、投げありのスパーリングだね。



ふーん。柔道とは勝手が違うんだ。



全く違うと言っていいよ。打撃(膝蹴り、肘打ち、頭突きなど)が加わるだけで純粋な柔道はできなくなるよね。
投げに固執すると打撃を当てられます。
逆に打撃ばかり考えていると投げられるんです。
その辺りの駆け引きが難しいところであり、空道の魅力でもあるんですね。


投げ技中心の練習例
- 回転(マット)運動
- 打ち込み
- 乱取り
- 補強
回転運動とは「前転、後転、えび、受け身」などです。
組技系の格闘技では必須の基礎運動なんですね。


もちろん空道でも大事な動きになります。
打ち込みでは投げ技を対人で反復。
大外刈、背負投、大内刈などなど、柔道技ですね。
初心者はやり方を教わる時間になります。
乱取りは2分~3分で回すことが多く、時には寝技も含めておこないますよ。


寝技中心の練習例
- 打ち込み
- スパーリング
前半は、技の反復・研究をおこないます。
寝技は進化が早く、絶えず新しい技が生まれますからね。
総本部では金曜の夜練習が寝技中心の内容です。
寝技のスペシャリストである講師をお呼びし、前半はセミナー形式でおこなうんです。
- ブラジリアン柔術連盟会長の中井祐樹先生
- 大道塾・草加支部の能登谷佳樹支部長(柔術黒帯)
後半はスパーリング。
3分で回すことが多いです。
しかし時には5分、7分、あるいは無制限(どちらかが極めるまで)でやることもまれにありますよ。
補強トレーニングの例
補強は、筋トレや心肺トレーニングなどで体力づくりを補うものです。
練習の締めに行うことが多いですね。
メニューは例を挙げると、
- 腕立て
- クランチ(腹筋運動)
- スクワット
など基礎的なものもあれば、
- ワニ(足を持ってもらい、手をついて歩行していく運動)
- タックルからリフト(タックルしてそのまま相手を持ち上げる動作)
- 押し合い(相手をひたすら端まで押していく動き)
など対人でおこなうタイプもやります。
更にこれらのメニューをサーキットに組み込み、心肺トレーニングとして行う場合もあるんですね。


空道の基本稽古や移動稽古について
空道の基礎となる打撃技+足払いを号令に合わせておこないます。
ジャブ、ストレート、フック、アッパー、肘打ち、前蹴り、膝蹴り、横蹴上げ・横蹴り、回し蹴り、後ろ蹴り、膝関節蹴り、足払い、金的蹴り
これが空道の基本稽古です。
更にステップを加えたものが移動稽古。
基本稽古や移動稽古は大道塾・空道の型みたいなもの。
総本部では基本稽古を最初に必ず行います。
移動稽古は毎回ではなく、決まった曜日に行うことが多いですよ。
基本稽古や移動稽古に意味があるのか?



決まった動作を号令に合わせて反復することに意味はあるの?
このように思う人は少なくありません。
実際にネットでも以下のような意見があります。
大道塾は意味の無い移動稽古や基本稽古などをやりますがこんなものよりシャドーの方が遥かに有意義です
無駄な練習を取り入れている大道塾はやはり総合格闘技には勝てなくないですか?
基本稽古や移動稽古をやることによって、強さにどう影響するのか?
もちろん明確な統計・データがあるわけではありません。
しかし強さにどう影響するかなど、個人の取り組み方次第と言えます。



意味があると思えば意味があるし、意味がないと思えば時間の無駄になるでしょう。
ただそれはどんな練習にも言えること。
強くなれないとすれば、それを基本や移動のせいにするのは的外れかなと思います。
空道は基本稽古が軸である
空道は技術の幅が非常に広いです。
ある人は打撃に特化し、ある人は組技を極めようとするかもしれません。
すると技術体系はバラバラになり「空道とは何なのか?」という話になりますね。
空道は格闘技イベントではありません。
空道は武道であり、明確な基礎基本が軸となっているのです。
空道の練習内容は支部にもよる
こちらは参考までに大道塾・大田支部の練習の流れ。
基本的にはどの支部や道場も、練習内容は総本部に準拠していますよ。
とはいえ、それぞれにスタイルはあります。
打撃:組技を「7:3」か、それとも「5:5」でまんべんなく行うのか。
何を重視するかは指導者にもよるんですね。
ですから必ず事前に見学や体験練習に参加し、内容を直に確認した方が良いでしょう。


空道の男女比率・年齢層
男女比率に関しては、あくまで私の肌感ですが「男性20:女性1~2」といったところでしょうか。
例えば総本部で参加人数の最も多い土曜日のビジネスマンクラス。
男性20人ほどに対して女性が2~3人はいつも参加されている印象ですね。
年齢層は10~60代まで幅広い
総本部に関して言うと、10代~60代まで非常に幅広いです。
多い順番で並べると
- 1番多い:30代、40代
- 2番目:20代、50代
- 3番目:10代・60代
といったところでしょうか。
曜日別で分けると、土曜日は比較的年代が高い傾向にあります。
平日は若い世代が多いかもしれません。
空道は運動初心者OK?
総本部に関して言うと、初心者は常に一定数います。
入る前はあれこれ不安だと思いますが心配は不要ですよ。



黒帯や茶帯の中に白帯が参加したら浮かない?



浮かないし、帯上(上級者)からしたら「初心者の人も参加してほしい」って思っているよ。
私も総本部で指導させて頂いていた時期がありました。



初心者がどうとかより、とにかくたくさん参加してほしい!
指導者も帯上もそう思っているものです。
練習相手がいないのが一番寂しいですからね。
ですから、気兼ねする必要はありません。
空道の練習内容まとめ
大道塾・総本部を例に練習内容を紹介してきました。
- 打撃・投げ技・寝技それぞれ練習する日は分かれている
- 総合的に空道の練習を行う日もある
- 練習内容は支部によっても異なる
- 道場生の年齢層は10代~60代と幅広い
- 男性:女性は20:1~2くらいの比率
空道に興味を持っている方、入門を検討している方はキャンペーンを逃さないようにしましょう。
年末年始や春など、入門料10,000円ほど無料になるケースがあるんです。
事前に見学や体験練習などを行い、直に雰囲気を確かめてみてくださいね。






コメント
コメント一覧 (4件)
関西宗支部か大阪中央同好会への入門を考えているのですが、初心者から強くなるにはどちらがおススメですか?ご教示いただけると幸いです。
青マンさん
こんにちは。
私としては関西宗支部をおすすめします。
正直な話、大阪中央同好会には行ったことがなく、支部長ともほとんど面識がないので、何とも言えない…と言うのが本音です^^;
関西宗支部に関して言えば、私としては非常に好きな道場で問答無用におすすめしたいです。
師範代は見た目は怖いですが、非常に面倒見が良く、もちろん強いですし教え方も上手ですよ。
稽古には2回ほどお邪魔しましたが毎回大人数で賑わっている印象です。初心者の方もいるので切磋琢磨しながら稽古できるのではないでしょうか。
関西本部の稽古レポートも当ブログで記事にしてあるので参考にしてみてください。
https://gobukaku.com/kudo-kansai/
それと見学や体験はどちらの支部でもできるはずなので、まずは連絡されてみることをおすすめしますよ(^ ^)
堺道場では強くなれますか?。
堺支部はとても良い道場だと思いますよ!
特徴としては打撃に加え、投げ技のカリキュラムがしっかりしているイメージがあります。支部長が柔道出身の方というのもあるようですね。
実際、大道塾の中でもかなり人気の支部でもあり、道場生もどんどん増えているようです。
支部のサイトを見ても分かる通り、設備もしっかりしていますね(^^)
ただもちろん、ちぇさんの目的にもよるかと思います。
試合に出て勝ちたいのか、護身を身に着けたいのか、趣味として気長に続けて行きたいのか…などなど。
もし格闘技の選手としてバリバリやりたい!という目的であれば堺支部は向かないかもしれません。しかし、とりあえず趣味として始めてみたい、長く続けてみたい、ちょっとずつ強くなっていきたい…そんな方にはうってつけの道場だと私は思います。
ツイッターやインスタグラム、またはYou Tubeでも精力的に発信している支部なので、もしまだチェックしていなければご覧になってみてください。それだけでもある程度、練習内容の雰囲気はつかめるかと思います。
あとはもちろん、入門を検討する前に体験レッスンにはできれば行かれた方が良いと思いますよ(^^)
堺支部のWEBサイト
https://www.ku-do.club/
Twitter
https://twitter.com/DaidoujukuSAKAI
You Tube
https://www.youtube.com/playlist?list=PL2E3K1A4PlHRv1YXwE7lpFT6ZB-qTj6OG