この記事では、基本的なパンチの種類や打ち方の説明をしています。
- これから格闘技を始めたい人
- 格闘技の初心者の人
- 格闘技に興味のある人
などなど、参考にして頂けると思いますよ。
私は空道を15年ほど継続してやっています。
しかし初心者の頃は、別途ボクシングを習ったりもしていました。
その時の体験談などもまじえています。ですから、
「既にパンチの種類も打ち方もわかっている」
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パンチの種類と撃ち方①「ジャブ」
- 脇を締める
- 拳をまっすぐ突き出す
- アゴを引く
- 逆手はガード
脇が開くと見やすいので、避けられやすくなります。
肘が外に突き出ないように壁際でジャブを打つ練習をすると良いですよ。
【注意点】打った時のつま先の向き
注意が必要な点として、ジャブを打った際に前足を内側に向かせすぎないようにしましょう。
蹴りや投げがあると、
- ローキックを狙われる
- 足を払われる
などのリスクがあります。
足が内向きだとローキックをカットできませんし、ももの裏は弱いので効きやすいのです。
また足が内に向くということは後方へ転倒しやすくなるということ。
払われたり取られたりなど、とっさに対処できません。
ですから常にニュートラルに近いスタンスを意識し、バランスよく打ちましょう。
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パンチの種類と撃ち方②「ストレート」
- 後ろ足で地を蹴る
- 足・腰・上半身の順で連動させる
- 肩を入れてしっかり伸ばす
原理をわかりやすく言うと、ストレートはボールを投げる動作とほぼ一緒です。
足からパワーが発生して次々にエネルギーが伝わり、最後に腕が飛んでいくのです。
最初は大ぶりで良いので、ボールを投げるようにダイナミックにパンチを振りましょう。
それを徐々にコンパクトしていくイメージで打つと良いストレートになりますよ。
ストレートは打ちすぎ注意
ストレートは大ぶりで見やすいです。
だから打ちまくっても当たりません。
対してジャブは相手に近い位置にありますね。
ですから相手も反応が難しく、当てやすいのです。
打つ側としては速いジャブで牽制(けんせい)しつつ、隙を見てストレートを打つのがセオリーですね。
パンチの種類と撃ち方③「フック」
- 前の手のフック
- 後ろ手のフック
同じフックでも、この両者ではテクニックが異なります。
後ろ手のフックはストレートと体の使い方は同じ。
より重要なのは前の手のフックになります。(右利きなら左フックになります)
ポイントは以下。
- 胸を開いて打つ手を引っ張る
- 前足を回転させる
- 体重を後ろに移動させすぎない
ガードで前の手を引っ張っるようなイメージで打つと良いです。
そうすることでガードを忘れにくくなりますからね。
初心者にありがちなのは、打った際に重心が後ろになりすぎること。
やや後方に体重移動はしますがほんの気持ち程度でOKです。
それは威力がなくなってしまうためなんですね。
フックは体とパンチを同時に回さない
これはどういう意味かと言うと、先に体が回転して後からパンチがついてくるということです。
回転と同時にパンチが出ても、バネがなくて威力が出ません。
独学でパンチを覚えようという人は、このようなところで間違ったフォームが身につきます。(経験者です)
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私もボクシングを教わったりしていましたが、クセが抜けずに苦労しました。
ですから、先生や先輩に正しいフォームをしっかり教わるようにしましょうね。
パンチの種類と撃ち方④「アッパー」
基本的な体の使い方はジャブやストレートと同じです。
要は軌道が異なるだけ。
注意点としては、やはり脇を開かないこと。
斜め下から打つスマッシュというパンチもありますが、基本のアッパーは下からです。
実際にはジャブ、ストレート、前の手のフックだけでも十分戦えますよ。
しかし下からの攻撃・アッパーを活用できれば、相手にとって驚異になりますね。
全てのパンチに共通する5つのポイント
- 全身を使う
- アゴを引く
- 逆手はガード
- 顔はまっすぐ前に向ける
- 顔を前に出さない
他にも色々あるかと思いますが、とりあえずはこんなところでしょうか。
ひとつひとつ解説していきますね。
パンチのポイント① 「全身を使う」
何度も述べているように、強いパンチを打つには全身を連動させる必要がありますね。
足で地面を蹴る → 腰をひねる → 肩が回る → 腕が出る
このようにエネルギーが伝わっていきます。
手だけで素早く打つテクニックもありますが、基本的には全身を使うんですね。
余談ですが「全身の連動性」を養うトレーニングとして「ケトルベル」は非常におすすめですよ。
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パンチのポイント② 「アゴを引く」
アゴは急所です。
アゴを打たれれば脳が揺れ、意識が飛んでしまいますよね。
ですがアゴを引くことによって当たりにくくなります。
パンチのポイント③ 「逆手はガードを上げる」
格闘技や武道の種類によっては、ガードを上げない戦法もあります。
しかし基本的には上げた方が間違いなく安全。
ガードが低い人の特徴として、ハイキックを受けやすいという欠点もあるんですね。
パンチのポイント④ 「顔はまっすぐ前に向ける」
例えばフックを打つ時は体を横に回転させます。
しかし一緒に顔も回ってしまうのはよくありません。
顔は常にまっすぐ前に向けることにより、相手は反応しにくくなります。
経験者ならわかると思いますが、顔が常に前を向いている人のパンチは見えにくいですよね。
いちいちフックを打つたびに横に向いたり下がったりしていると、動作が大きくて避けられやすいのです。
パンチのポイント⑤ 「顔を前に出さない」
パンチを当てようと気がはやり、顔ごと前に突っ込んでしまうことがあります。
しかし顔が前に出ても何も良いことはありません。
それだけ距離が近くなり、打たれやすくなることを意味します。
「顔の位置は変えずにパンチだけを遠くに飛ばす」
これが非常に大事になりますね。
その他のパンチあれこれ
ここでは少し基本からは離れ、変則的なパンチなどを取り上げています。
ナックルパンチ/ナックルパートとは?
拳で打つパンチのことを言います。
プロレスでは拳(ナックル)による攻撃は反則なので、便宜(べんぎ)的にナックルパンチなどと呼ぶことがあるようです。
その辺の成り立ちに関しては、以下のブログに非常に詳しい記載がありましたよ。
参考サイト:ナックル - 凛太郎の徒然草
ジョルトパンチ
人気ボクシングマンガ「はじめの一歩」のイメージが強いジョルトパンチですが、ウィキペディアには以下の説明があります。
ボクシングなどの格闘技において、床面から片足、または両足を離しながら、あるいは浮かしながら(ステップインと同時に)打つパンチの総称である。
MMAなどで時折みられる「スーパーマンパンチ」もジョルトパンチの一種にあたるそうですよ。
パンチの種類と打ち方・まとめ
- ジャブ
- ストレート
- フック
- アッパー
格闘技の種類によっても、微妙にテクニックは異なったりします。
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もっと言うと、教える人によっても違うことがあったりするんですね。
その中でも、もっとも基本的なパンチと、どの格闘技にも共通するであろうポイントを解説してきました。
これからパンチを覚えようという方は、絶対にジムや道場で教わることをおすすめします。
独学はやめた方がいいですよ。
その理由に関しては以下で詳しく述べています。
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なお、一度にたくさん覚えようとすると習得に時間がかかりますよね。
まずはジャブとストレートから、しっかり身についたら前の手のフックに移行しましょう。
とりあえずは、この3つのパンチが打てれば十分戦えます。
その上でアッパーやスマッシュなど、応用にも挑戦してみてはいかがでしょうか。
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