ケトルベルはロシアで16世紀に発祥した歴史の長いトレーニングアイテム。
現在では世界中に広まっており、格闘技をはじめ様々なスポーツ競技のトレーニングに取り入れられています。
本記事では武道家としてケトルベルを愛用している私が、おすすめのケトルベル5選を紹介していますよ。
- ケトルベルに興味がある
- 格闘技のトレーニングに取り入れたい
- どのメーカーが良いのか知りたい
そんな方には参考にして頂けると思います。
まずおすすめのケトルベルを紹介する前に、
- ケトルベルのメリット
- ケトルベルの選び方
- ケトルベルを選ぶ際の重さの目安
- ケトルベルの主なトレーニング
について解説しておきますね。
すぐに「おすすめケトルベル」をチェックしたい方は以下をタップするとジャンプしますよ。
ケトルベルのメリット3選
ここでは「ケトルベルならでは」のメリットや効果を3つに絞って解説していきますね。
【メリット①】全身の連動性が強化される
バーベルやダンベルなどを使ったウエイトトレーニングとの大きな違いを比較すると以下になります。
- ウエイトトレーニング:特定の部位に負荷をかける運動
- ケトルベルトレーニング:全身を動かす運動
ウエイトトレーニングは「特定の筋肉の部位」だけに効かせる種目が基本ですね。
対してケトルベルはどのトレーニングをとっても全身を使った運動ばかり。
そのため「全身を連動させる能力」の向上に繋がるので、格闘技にも有用なんです。
ウエイトは個々の筋肉が発達しますが、それ単体では格闘能力として機能しません。
別途スピードを上げたり持久力をつけるためのトレーニングが必要になってくるのです。
この辺りの「格闘技と筋肉」の関係性については別記事で詳しく解説していますよ。
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【格闘技と筋肉】筋トレ(ウエイト)は必須?強さに不可欠な要素とは
※この記事には広告・プロモーションが含まれており、アフィリエイトリンクを利用しております 「格闘技の強さに筋肉って関係あるの?ないの?」 という話題をよく耳にします。 筋骨隆々の選手が、さほどそうでも ...
【メリット②】シェイプアップが見込める
ランニングやスクワットのように、全身を使って何度も繰り返し行う動作は息が上がります。
ケトルベルも同じで、息を上げることで「脂肪を燃焼する効果」が期待できるんですね。
さらに他のトレーニングと組み合わせることでより大きな効果が期待できます。
- ケトルベルスイング
- 腕立て伏せ
- シットアップ(腹筋運動)
これらを順番に決まった時間(30秒~1分など)を行うことで全身をくまなく鍛えられます。
さらに息もよりあがるのでダイエットとしてもおすすめ。
複合トレーニング「HIIT」
ちなみにケトルベルを含めた複合的な運動として、
- HIIT
- タバタ式トレーニング
- クロスフィット
といった種類があります。
HIITは、メンタリストDaigoさんやモデルのAyaさんが取り組んでいることでも注目されている運動なんですね。
もし興味があったらチェックしてみてください。
【メリット③】省スペースで済む
自宅でトレーニング器具を充実させたい場合、ウエイトトレーニングの設備だとかなりのスペースをとります。
ケトルベルはサッカーボールくらいのサイズなので省スペースで済みます。
引っ越しの際はバーベルなどに比べると圧倒的に楽ですね。
ケトルベルの選び方
ケトルベルを選ぶには重さと種類に注目しましょう。それぞれ解説していきますね。
ケトルベルの重さの目安は?
はじめてのケトルベルを選ぶ際、重さの目安としては以下を基準にしてみてください。
- 男性:16kg~22kg
- 女性:8kg~12kg
トレーニングの種目によっても適切な重さは変わるのですが、基本のケトルベルスイングを想定するならこのようになります。
もし2つも購入する余裕がなければ可変式ケトルベルを検討すると良いですよ。
プレートを付けたり外したり重さを調節することができるんですね。
今回のおすすめ5選にも可変式が含まれているので、そちらもチェックしてみてくださいね。
キャストアイアン製かスチール製か
ケトルベルにはキャストアイアン製とスチール製の2種類があります。
主な特徴は以下。
- キャストアイアン製:重さに応じてサイズが大きくなる
- スチール製:重さが変わってもサイズは一緒
大きさが均一であるスチール製の方がかさばらなくて便利そうに思いますよね。
しかしスチール製は値段が張ります。最安値を比較すると、
- キャストアイアン製:2,000円~
- スチール製:10,000円~
このように大きな差があるんです。
それにほとんどのケトルベルはキャストアイアン製。
よっぽどこだわりがない限り、数の少ないスチール製をわざわざ選ぶメリットはありません。
基本的にキャストアイアン製の一択で良いでしょう。
ケトルベルの主なトレーニング
ケトルベルのトレーニング種目は何十種類もあります。
ここでは特に代表的な種目を3つ、簡単に紹介していきますね。
ケトルベルスイング
ケトルベルのトレーニングで最も代表的かつ基本の動きになります。
あくまで振り上げる腕には力をいれず、足腰に連動してついてくるイメージですね。
より詳しくは、以下の記事をご覧ください。
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【ケトルベルスイング】やり方・フォーム・回数・効果など徹底解説!
※この記事には広告・プロモーションが含まれており、アフィリエイトリンクを利用しております ケトルベルスイングは、ケトルベルを使ったトレーニングとしては基本中の基本になります。 そして筋トレとしても、有 ...
ケトルベルクリーン
片手で行う種目ですがポイントはケトルベルスイングと一緒。
- 肩幅より広めにスタンスをとる
- 片手で取手を掴んで息を吸いつつ又の後ろに振る
- 息を吐くと同時に足腰の力で上体を起こす
- 肘をケトルベルの下に潜り込ませて支える
フィニッシュ時の肘は体に密着させてケトルベルを支えます。なるべく腕の力に頼らないようにすること。
肘を体に密着させればさせるほど、より少ない力でケトルベルを扱うことができるんですね。
この後は同じ軌道でケトルベルをおろし、動作を繰り返します。
ゲット・アップ
スイングやクリーンと違い、勢いを使わずに行う種目です。
やや動作の行程が多くて覚えるのは大変ですが、バランス感覚や体幹が向上しますよ。
ケトルベルと一緒にあれば便利なアイテム
ケトルベル単体でもトレーニングはできますが、一緒にあると便利なアイテムを紹介します。
トレーニング用グローブ
ケトルベルの種類によっては取手がつるつるでやや滑りやすいことがあります。
HIITなどのサーキットトレーニングで追い込めば、汗だくになってより滑りやすくなるでしょう。
そんな時でもグローブがあればグリップが効いて安心です。
基本的にはウエイトトレーニングなどでも使われているトレーニンググローブを用意しておけばOK。
分厚いタイプより薄手の方がグリップの小回りが効くのでおすすめですよ。
ヨガマット
あやまって落とした時、床が破損する可能性もありますよね。それに騒音も気になります。
しかしマットがあれば衝撃も騒音も緩和されるんです。
スイングなどの基本的な種目はほとんどスペースを必要としません。
だから180cm×60cmほどの省スペースで薄いヨガマットでもOK。
安いものなら2,000円前後で購入可能ですよ。
おすすめ①【ネオプレーンケトルベル(ケトルベル魂)】
値段 | 2,480円~ |
品質 | |
コスパ | |
おすすめの人 | コスパを重視したい人、おしゃれなデザインが良い人 |
ケトルベル魂(こん)のネオプレーンケトルベルは最も親しまれているケトルベルと言っても良いかもしれません。
- おしゃれなデザイン
- 使い勝手の良さ
- 高コスパ
これらが相まって口コミの評価も非常に高いです。
ケトルベル魂を製造しているメーカー「UPFIELDS, Inc.」はアメリカに拠点をおきつつも日本人をターゲットにしています。
ですから我々日本人の体型や使い勝手に合ったつくりをしているんですね。
私がはじめて購入したケトルベルも、ケトルベル魂のネオプレーンケトルベル16kgでした。
グリップ部分も太すぎず細すぎずで丁度良いです。
本体部分の表面がザラザラしたコーティングがなされているところも、床などキズつけにくくてグッドですね。
以下の記事で詳細なレビューもしていますのであわせてご覧ください。
-
ケトルベル魂16kgレビュー【使用感・サイズ】口コミや評価も紹介
※この記事には広告・プロモーションが含まれており、アフィリエイトリンクを利用しております ケトルベル魂(コン)より販売されている16kgのネオプレーンケトルベル。 私も日頃のトレーニングで使用していま ...
おすすめ②【ハードスタイルケトルベル(伊藤弦鋳工所)】
値段 | 5,000円~ |
品質 | |
コスパ | |
おすすめの人 | 値段は高くても確実に良いモノを手に入れたい人 |
伊藤鉉鋳工所(いとうげんちゅうこうしょ)はすべてのケトルベルを手作りで作っている歴史の長い国産トレーニング器具メーカー。
特徴はなんとっても他者の追随を許さない、非常に高い品質にあります。
その品質の高さゆえに値段はやや割高です。
しかし重心やバランスが細部にいたるまで精巧に作られているため、トレーニングのやりやすさ・気持ちよさは最強と言って良いでしょう。
私も24kgのハードスタイルケトルべルを持っています。
注意点としては、ケトルベルの表面がつるつるしているところ。
汗だくになった時はやや滑りやすいことがあるかもしれません。
とはいえ、それを補って余りあるクオリティの高さ。
おすすめ③【Amazonベーシック製ケトルベル】
値段 | 2,093円~ |
品質 | |
コスパ | |
おすすめの人 | 費用を抑えたい人、安くてもそれなりの品質が良い人 |
Amazonベーシックとは、Amazonが「より安く・より高品質に」というスローガンを掲げて販売しているプライベートブランド。
そのAmazonベーシック製のケトルベルですがコスパ良すぎて非常に人気なんですね。
私も9kgのケトルベルを持っています。本体部分はコーティングされていて弾力性があるため、安全性が高いですよ。
2021年5月時点、半年以上は使用していますが何の不満もありません。口コミも非常に高評価。(1,082件の評価で4.7点!)
おすすめ④【MRG可変式ケトルベル】
値段 | 9,800円~ |
品質 | |
コスパ | |
おすすめの人 | 色々な重さを試したい人、何個もケトルベルを買いたくない人 |
プレートをつけたり外したりして重さを調節できる可変式ケトルベルです。
これひとつあれば、異なる重さのケトルベルを購入する必要はありません。
ケトルベルは正確にトレーニングできるよう微妙な重心バランスを調節して作られています。
対してMRG可変式ケトルベルは利便性のみを追求した面が否めず、トレーニングの質にこだわりたい方にはおすすめできません。
おすすめ⑤【FP Gravity ケトルベル(パフォームベター)】
画像引用元:Perform Better Japan
値段 | 9,900円~ |
品質 | |
コスパ | |
おすすめの人 | どんなに高くてもいいから高品質にこだわりたい人 |
パフォームベターは海外のスポーツグッズメーカー。
ケトルベルは高価格ですが、非常に高品質なのがウリです。
ケトルベルを本格的にやっている人達は大体このパフォームベターか、さきほど紹介した伊藤鉉鋳工所(いとうげんちゅうこうしょ)を使っていますね。
良いアイテムには出費を惜しまない、そのような方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
おすすめケトルベルまとめ
ここまで5種類のケトルベルを紹介してきました。その上で2つの項目に分けてランキングをつくってみましたよ。
ケトルベル【コスパ部門】ランキングTOP3
やはりコスパで言えば、値段が圧倒的に安い割に品質も意外と高いAmazonベーシック製ケトルベルでしょう。
伊藤鉉鋳工所(いとうげんちゅうこうしょ)は上位2つに比べるとかなり高価ですが、それを補って余りある高品質ということで3位にランクイン。
ケトルベル【品質部門】ランキングTOP3
品質のみにフォーカスするなら伊藤鉉鋳工所(いとうげんちゅうこうしょ)かパフォームベターの2択と言って良いでしょう。
出費を惜しまず、確実に良いものを購入したいという方はこのいずれかを選んでおけば満足できるはず。
お店でケトルベルを体験してみよう
ケトルベルを直に確かめる手段としては以下の選択肢があります。
- スポーツ用品店にいく
- スポーツジムの体験にいく
どちらもケトルベルを置いているかどうかは店舗によるので要確認。
スポーツ用品店なら大きさや重さを確認できますし触らせてもらえるお店もあります。
格闘技用品も豊富に取り揃えているフィットネスショップなら、店員さんに申し出ると触らせてもらえたりしますよ。
店舗は東京都内、大阪、名古屋、福岡など各地に17店舗ほど展開していますので確認してみてください。
もちろん通販でも商品の購入が可能です。
ケトルベルトレーニングは格闘技に直結する、体の連動性や身体操作の向上を図れるトレーニング。
価格や品質の兼ね合いをみて目的にあったケトルベルを選びましょうね。
当記事があなたのケトルベル選びの参考になれば幸いです。
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