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格闘技や武道において、蹴りを「キャッチする」というのは有効な対処法です。
蹴りを打つ側からすると、転倒させられるリスクが高まりますからね。

しかし蹴り足のキャッチ方法にもコツがあるんです。



それを知らないとあばらを痛めたりすることも…。
そこで本記事では、以下の点についてイラストや動画つきで解説していますよ。
- 蹴り足のキャッチ方法
- 蹴り足をキャッチしてからテイクダウンする方法
キックボクシング、総合格闘技、空道、実戦など様々な場面で使える技術です。
それぞれ格闘技の特徴などを解説している記事もあるので、こちらも併せて参考にしてみてくださいね。


蹴り足のキャッチ方法


蹴り足キャッチのポイントについて、以下のツイートをしました。
- 腕に巻きつけて勢いを殺す
- ガードする
- 背中で受ける
- キャッチしたらタイトに持つ
- 持ったらガッと引き上げる
ひとつひとつ解説していきますね。
腕に巻きつけて勢いを殺す
体に当たってからキャッチすると、当たった時点で肋(あばら)などを痛める可能性があります。



だから体より先に腕に巻き付けることが大事なんです。
軽く屈伸をするように、体をやや沈ませると腕に巻き付けやすいですよ。
ガードする
相手が蹴りをフェイントにパンチを打ってくることもあります。



ミドルキックとみせかけてハイキックが飛んでくるパターンも…。



ブラジリアンキックってやつだね。
だから必ず反対の手で顔を守りましょう。
背中で受ける
脇より背中で受ける方がダメージが少ないので、背を向けつつ受けます。



また、その場で受けるより横に移動しながら受ける方が蹴りの勢いを軽減できます。
蹴りの衝撃を逃しつつ、背中で受けるようにしましょう。
キャッチしたらタイトに持つ
タイトに掴んでグイッと引き上げましょう。
タイトに持つポイントは以下。
手の甲を上に向ける方が前腕が締まり、よりタイトに蹴り足を持てます。
持ったらガッと引き上げる
ガッチリと高い位置で持てば、相手はバランスを取りにくくなるので意識しましょう。
余談ですが練習では安全のため、必ずレガース(レッグガード)をつけて行いましょうね。
おすすめのレッグガードを紹介している記事もあるので、こちらも参考にしてみてください。


蹴り足キャッチからの投げ①【大内刈】


相手の軸足を内側から刈る、いわゆる大内刈りですね。
ちゃんとかけられれば、相手は後方に全体重をのせて倒れるので破壊力大です。



ただデメリットとしてはすぐガードポジションに入られるので、その後は攻めにくいところですね。
キャッチしてからの流れ
- 相手の襟(えり)を掴む
- 一歩踏み込んで引き寄せる
- 足を刈りつつ押し倒す
方襟(かたえり→左右の襟のうち、自分に近い側のこと)が掴みやすいのでおすすめ。
自分の方へ引き寄せつつ足を刈ります。
刈った瞬間に前に押すことで勢いが増しますね。
蹴り足キャッチからの投げ②「支釣込足」


蹴り足キャッチの後、軸足に対して外側から足をかけて支釣込足(ささえつりこみあし)で倒します。
先程の大内刈とは反対側から足をかけましょう。
この投げ方だとテイクダウン後にサイドを取りやすく寝技で有利な展開に持っていけるのが最大のメリット。



だから私は大内刈よりも支釣込足を重宝しています。
蹴り足をキャッチした後の展開は以下。
- 相手の頭を押さえる
- 足をかける
- 回しながらテイクダウン


テイクダウン後は速やかにニーオンザベリーなどで抑え込みましょう。
蹴り足キャッチからの投げ③「ぶん投げ」
- 相手の膝を真下に向けて全体重を乗せる
- 腕力は使わず肩を床に押し付けるイメージ
ツイートの動画だと、投げた後に蹴り足を放していますよね。
しかし持ったまま、その足をまたいで裏アキレス腱固めに移行することも可能です。
裏アキレス腱固めとは
アキレス腱固めを腹ばいで行う方法。
膝の固定を地面で行うことができるので極まりやすい。
ただし、この投げ技は掴まれてしまうと難しいです。
だからキャッチした瞬間、相手に掴まれるより先に素早く行いましょう。
蹴り足キャッチ・まとめ
蹴り足のキャッチは、蹴りへの対処法として必須の技術です。
テイクダウンをとる絶好のチャンスですからね。



逆に言えば、自分が蹴り足をキャッチされた時は倒されない技術を覚えておく必要がありますよ。
それはまた別途、記事を書きたいと思います。
ちなみに、本記事で紹介してきた動画は私が長年取り組んでいる武道「空道」のものです。
もし空道に興味を持たれた方は以下の記事も参考にしてみて下さい。




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