空道(くうどう)とは武道の一種であり、ルールについてわかりやすく言うなら道着を着ておこなう総合格闘技。
そんな空道の福岡県にある道場「大道塾 筑紫野支部」の稽古を取材しました。
本記事では、それをレポートとしてまとめた内容になっております。
福岡に転勤してきた角刈りの青年・カクちゃんは、ライフワークである空道の道場を探していた。
しかし、どうやら博多の近辺にはないようだ。(※博多同好会は2021年11月現在活動休止中)
仕方なくカクちゃんは空道を諦め、総合格闘技の道場を探そうとするが、何やら怪しげな男に話しかけられて…





こうして角刈りのカクちゃんは、空道広報を名乗る男「ウチダ」と共に大道塾 筑紫野支部へ向かうのだった…!
- 大道塾 筑紫野支部の外観や内観など写真つきレポート
- 稽古内容
- 支部長・道場生へのインタビュー
おにぎり漫画は終盤にも続きがあるので最後までお付き合いくださいね!
そもそも空道ってどんな武道なの?という方は以下の記事を参考にしてください。


空道・筑紫野支部の概要




| 道場名 | (社)全日本空道連盟 大道塾 筑紫野支部 |
| アクセス | 福岡県筑紫野市二日市南2丁目10−5 ※駐車場利用可 ※鹿児島本線・二日市駅より徒歩15分、天神大牟田線・紫駅より徒歩10分 |
| 月額料金 | 一般:6,000円 女子部・高校生・ジュニア:4,000円 |
博多からだとJR鹿児島本線で1本でアクセスでき、徒歩の時間も合わせると最短で30分ほど。



いや~筑紫野ってそんなに近いとは思わなかった!



道場の場所は博多からアクセスいいね!(お前イナカ呼ばわりしてたやないか)
駅の方から歩いてくると手前に整骨院があり、道場はその隣に位置しています。







その整骨院も筑紫野支部を運営されている、松尾 剛(まつおつよし)支部長が営んでおられるのです!
松尾支部長は空道の創世記から在籍しておられる方で、非常に面倒見の良い気さくな方。



わたくし、ウチダも大変お世話になっております^^;


筑紫野支部の内観


こちらが入り口。年季の入った看板が絵になりますね。



ちなみにこの看板は、空道を創始された故・東孝先生が直に書かれたものだそうですよ


受付の様子。







メダルの数すごっ!選手が多くて強いんだね



いや、これは入賞者のメダルではなく支部賞(年間で入門者数が最多+審査受験者数が最多の支部に送られる)なんだって!



へぇ~…それだけ人気の道場ってことか


そして道場の内観がこちら。






正面には神棚と「大道無門」の看板、そして空道を創始された故・東孝先生と松尾支部長の写真が並んでいます。





この大道無門の看板も、やはり東先生が直に書かれたものなんだって。
東先生が直々に書かれた看板を置いているのは筑紫野支部だけだと、ご本人も話してらしたそうです。


ウエイトトレーニングもばっちりできますよ。


その他、更衣室や洗面所など。
更衣室は男女で分かれており、シャワールームはありません。






空道・筑紫野支部の稽古レポート


この項では空道・筑紫野支部の稽古内容について紹介しています。
この日は水曜夜のクラスで、平日にも関わらず12人ほどの道場生が参加していました。



中~高校生にご年配、女性も何人かいて大盛況だね!
稽古の流れとしては以下。
- 準備運動
- 基本稽古
- 約束組手
- マススパーリング
- ミット
準備運動


マススパーリング














ミット打ち




これで一通りの流れは終了。


稽古後、自主的に居残りをして尚もトレーニングに励む方がいらっしゃいました。







中学生もいれば20代~50代もいて女性もいる…様々だね~



稽古の最中はビシッと緊張感がありつつ、休憩中などはとても和やか。雰囲気の良い道場だね!
ちなみに練習体系は空道のどの支部も概ね統一されています。
基本的な空道の練習内容について、より詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。


【筑紫野支部の印象】道場生にインタビューしてみた
道場生に、筑紫野支部の印象などを伺ってみました。
40代男性
40を過ぎてから空道を始めたのですが、雰囲気が親しみやすくて(稽古内容の)バランスが良く、カリキュラムまでとてもしっかりしているなと思ったのが印象に残っています。
30代男性
もう何年も通っています。
もはや生活の一部ですね(笑)
水曜はノー残業デーの影響か、いつもこんな感じで賑わってますよ。[/st-cmemo]
50代男性
最初は子供だけ入門させたのですが、ある日練習を見てみたら自分が興味を持ちました。
元々柔道をやっていたということもあり、自分もちょっとやってみようかな…という気持ちになったんですね。
始めてみたら案の定どっぷりです(笑)
「馴染みやすい」「落ち着く」などの声が多く、その感覚は実際に稽古を見てもうなずけます。
この点について支部長に話を伺うと「確かにうちは定着率が凄く良い」とのこと。



この雰囲気の良さが定着率に繋がっているのは間違いなさそうですね
空道・筑紫野支部のメリット・デメリット


あえてメリット・デメリットをあげてみました。
空道・筑紫野支部のデメリット
- シャワーがない
- 駅から遠い
このためか道場生の多くは割と近隣から通われているようです。
駐車場を利用できるため(数台分)車、バイク、自転車を利用している方が大半なんですね。



ですから電車しか交通手段がない方は、やや不便に感じるかもしれません。
とはいえ博多から一本でこれちゃうので、東京都心の複雑な乗り継ぎに比べたら楽なもんです。
空道・筑紫野支部のメリット
- 雰囲気が良くて初心者も入っていきやすい
- ウエイトトレーニングもバッチリできる
- 月額 6,000円(税込)で毎日参加可 → コスパ良すぎ
多くのジムや道場は、月額を1万円前後に設定していることが多く、大型のフィットネスジムだともっと高いイメージですよね。
それが6,000円でほぼ毎日参加でき、ウエイトトレーニング設備も使い放題。
これは素晴らしくコスパ良いと言えます。
空道・筑紫野支部に向いている人とは
- 向いている人:趣味としてやっていきたい人、ゆるく長く続けて行きたい人
- 向いていない人:選手としてガチで練習したい人、格闘技のプロを目指したい人
選手用のクラスというのはありませんが、試合に出場する人はハードなトレーニングを実施してもらえます。
しかし基本的には「ちょっとずつ長い時間をかけて強くなっていきたい」そんなスタンスの人が向いているでしょう。
空道・筑紫野支部まとめ
以下のような方は是非、筑紫野支部を検討されてみて下さい。
- 武道を身に着けたい
- ライフワークとして技や礼儀作法を学んでいきたい
- 武道に加え、ついでに体も鍛えたい
筑紫野支部では、見学や体験なども随時受け付けているとのことです。
希望される方は空道・筑紫野支部のWEBサイトをチェックしてみて下さいね。

















コメント
コメント一覧 (3件)
ウチダ様こんにちは。
空道に関心があり、筑紫野支部のHPを拝見しましたがみやま市、柳川市、大牟田市などからも通っている方がおられると書いてありました。
そういう遠方の方々はだいたい、どの位の頻度で通っておられるのでしょうか?
私は大牟田市在住、仕事も交代制なので始めたいと思っていますが、なかなか踏み切れないでいます。
内田様。初めまして。
空道に興味がある30代、男性です。
20前後の時に前十字靱帯を断裂して手術歴があるのとレーシックをしていて目に直接打撃をもらってはいけないという状態なんですが前十字靱帯断裂やレーシックをしている人は空道は安全面から見て危険ですか?
田中様
初めまして。コメントありがとうございます。
結論をいいますと、スパーリングは控えめにしてスパーリング以外の練習(ミットや技の反復、体力トレーニング)を中心にやられるのであれば、安全にできると思います。
もちろん、それでも体力はつくしある程度は強くなれます。
マスクをすれば目に直接はもらいませんが、だとしても軽くやる必要はありますね。
膝の靭帯の方ももちろん注意は必要ですが、同じように断裂しているけどケアしながら取り組んでいる方もたくさんいますので、スパーリングさえ無理をしなければ大丈夫なのかなと。
でも症状のことは指導者に必ず入門前に相談した上、ご自分でも無理をしないよう気をつけることが大前提ですね。