プロテイン(Protein)とはタンパク質のこと。
タンパク質は人体の約20%を占めており、生きていく上で必要なエネルギー源なんです。
プロテインは格闘技を行う上でもマストアイテムとされ、多くの人が練習とあわせて摂取していますよね。
ではなぜ必要なのか?実はよくわからずに飲んでいる方もいるかもしれません。
しかし、この必要性を把握しておかないと、トレーニングの成果を最大限引き出すことはできないでしょう。
つまりプロテイン(タンパク質)への理解が薄いということは強くなれる可能性を自ら放棄していると言っても過言ではありません。
そこで本記事では、プロテインを摂ることの重要性について、わかりやすく解説しています。
プロテインの摂取が重要である理由
プロテイン(タンパク質)は人間が生きていく上で必須となる栄養素なのは冒頭で述べた通り。
ですが格闘技のような、運動をする人にとってはより多くのプロテインが必要になります。
何故なら運動によって消耗した筋肉を修復・強化させるのにタンパク質が使われるからです。
となると、具体的にどれくらいのタンパク質が必要になるのか?疑問に思う方もいることでしょう。
必要なタンパク質の量
必要となるタンパク質の量=体重 × 2g/日
(※そこまで運動をしない人は体重✕1g程度でOK)
例えば、体重が70kgならタンパク質140gは必要になるということ。
ところが、1日に3食を普通に摂っているだけだと140gには程遠いのです。
参考までに、令和元年における日本人の平均タンパク質摂取量は67.6gとなっています。(男性だけだと74.8g)
だからと言ってもっと食べようとすれば、タンパク質だけでなく脂質など余計な成分も多量に摂取してしまうことになるんですね。
だからこそ、サプリメントとしてのプロテインが必要になります。
食事に加え、プロテインを1日3~4回ほど摂取すれば140gはカバーできますね。
注意ポイント
ただし、そのプロテインを摂取するタイミングというのも非常に大事になってきますよ。
「プロテインは体に悪影響」説について論破
結論を言うと、用途容量を守ってプロテインを飲む分には心配無用という旨の論文が最新の研究によって報告されています。
理学療法士でありトレーナーとして著名な庵野拓将(あんのたくまさ)さんの著書「科学的に正しい筋トレ」によると、腎臓に悪影響があるのはタンパク質ではなく赤身肉である可能性が紹介されていますよ。
シンガポールの医療機関・シンヘルスのルーらは、男女6万3257名を対象に、タンパク質の食物源による腎臓病の発症、末期腎臓病への悪化の影響について15・5年にわたる追跡調査を行いました。その結果、「赤身肉を摂取すればするほど、腎臓病の発症、末期腎臓病への悪化のリスクが高まる」ことがわかったのです。
引用元:庵野拓将「科学的に正しい筋トレ」
赤身肉が消化される過程で酸が発生し、それが腎臓に対して悪影響を及ぼす…という線が濃厚とのこと。
それが大雑把に捉えられ、曲解され「腎臓に悪いのはプロテインのせいだ!」と言われ続けてきた経緯があるんですね。
プロテインの重要性まとめ
- タンパク質は生きていく上で必須となる成分
- タンパク質は特に運動をする人にとって不足しがち
- タンパク質の必要量を摂るのは普段の食事だけでは難しい
- タンパク質はプロテインで手軽に摂取できる
- プロテインは用途容量を守って摂る分には問題なし